【2023同志社大学・全学部日程・文系・第1問(3)】
共通テストでも頻出の1次不定方程式!
誘導なしでも求められるようになっておきたい問題ですね!
典型的な解法に合わせ,格子点を時間短縮できる解法もあります。興味ある方は
解答・解説
\(m=1\) のとき
\(14x+3y=1\) ・・・①
\(x=-1\) のとき,\(-14+3y=1\)
よって \(y=5\) ・・・《カ》
\((x,y)=(-1,5)\) は①の解の \(1\) つより
\(14\times (-1)+3\times 5=1\) ・・・②
①ー②より
\(14(x+1)+3(y-5)=0\)
\(14(x+1)=-3(y-5)\)
\(14\) と \(3\) は互いに素なので
整数 \(k\) を用いて
\(x+1=3k\),\(14k=-(y-5)\)
よって
\(x=3k-1\),\(y=-14k+5\) ・・・《キ》
次に \(m=148\) のとき
\(14x+3y=148\) ・・・③
②\(\times 148\) より
\(14\times (-148)+3\times 740=148\) ・・・④
③ー④より
\(14(x+148)+3(y-740)=0\)
\(14(x+148)=-3(y-740)\)
\(14\) と \(3\) は互いに素なので
整数 \(l\) を用いて
\(x+148=3l\),\(14k=-(y-740)\)
よって
\(x=3k-148\),\(y=-14k+740\)
\(x\) , \(y\) は正の整数より
\(x=3k-148>0\),\(y=-14k+740>0\)
\(\displaystyle\frac{148}{3}<l<\displaystyle\frac{370}{7}\)
よって,\(l=50,51,52\)
このとき,
\(x+y=-11l+592\)
が最大となるのは \(l=50\)
したがって,
\(x=2\) ,\(y=40\) のとき \(x+y\) の最大値は \(42\) ・・・《クケコ》
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