【2023数学ⅠA(第1日程)】第2問[1](データの分析)
(1)問題と解答・解説《ア〜ウ》
(1)解答・解説《ア〜ウ》
52 市におけるデータの第 1 四分位数は,13 番目と 14 番目の平均をとった値となるので,
ヒストグラムから,第 1 四分位数が含まれる階級は 1800 以上 2200 未満・・・《ア:②》
52 市におけるデータの第 3 四分位数は,39 番目と 40 番目の平均をとった値となるので,
ヒストグラムから,第 3 四分位数が含まれる階級は 3000 以上 3400 未満・・・《イ:⑤》
第 1 四分位数を Q_{1},第 3 四分位数を Q_{3} とおくと
1800≦Q_{1}<2200,3000≦Q_{3}<3400 より
四分位範囲 Q_{3}-Q_{1} は
3000-2200<Q_{3}-Q_{1}<3400-1800
よって,800<Q_{3}-Q_{1}<1600 ・・・《ウ:①》
(2)(ⅰ)問題と解答・解説《エ》
(2)(ⅰ)解答・解説《エ》
⓪について
地域 E は 19 市より
第 1 四分位数は小さい方から数えて 5 番目の値となる.
図 2 の箱ひげ図から,第 1 四分位数は 2000 より大きく 2200 未満であるので,
⓪は正しくない.
①について
地域 E の最大値は 3600〜3800,最小値は 1000〜1200 より
範囲は 2400〜2800 となる.
地域 W の最大値は 4800〜5000,最小値は 1200〜1400 より
範囲は 3400〜3800 となる.
よって地域 E の範囲の方が小さいため,①は正しくない.
②について
地域 E の中央値は 2200〜2400,地域 W の中央値は 2600〜2800
よって中央値は,地域 E より地域 W の方が大きいため,②は正しい.
③について
それぞれの中央値に注目すると,
地域 E は 2600 未満の割合は 5 割を超えるが,
地域 W は 2600 未満の割合は 5 割未満となる.
よって,2600 未満の市の割合は,地域 E より地域 W の方が小さいため
③は正しくない.
以上から,正しいものは《エ:③》
(2)(ⅱ)問題と解答・解説《オ》分散について
(2)(ⅱ)解答・解説《オ》分散について
変量 x についてのデータが n 個の値 x_{1} , x_{2} , \cdots , x_{n} であるする.
また,n 個の値 x_{1} , x_{2} , \cdots , x_{n} の平均値を \overline{x} とするとき,
この値 s^2 を分散という.また,\sqrt{s^2} を s で表し,標準偏差という.
と式変形することもできる.(証明は省略)
分散の定義から
地域 E におけるかば焼きの支出金額の分散は,地域 E のそれぞれの市におけるかば焼きの支出金額の偏差の《オ:② 2 乗を合計して地域 E の市の数で割った値》である.
(3)問題と解答・解説《カ》相関係数
(3)解答・解説《カ》相関係数
r=\displaystyle\frac{124000}{590\times 570}=0.368\cdots
よって,《カ:⑦》
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