【2022京都府立大学・生命環境・第1問(1)】
\(m\) は自然数とする.
\(2022!\) が \(5^m\) で割り切れるとき,\(m\) の最大値を求めよ.
考え方について
このシリーズの問題は頻出です!
私立・国公立大学に関わらず様々な大学で出題されています。
今まで経験したことのない方は,「【2009京都大学】pのn乗の階乗 は p で何回割り切れるか[整数・ガウス記号・頻出]」に考え方を書いています。ご参考に!
【2009京都大学】pのn乗の階乗 は p で何回割り切れるか[整数・ガウス記号・頻出]
整数問題:頻出の2や3で何回割れるか、0が連続して何回並ぶかという問題の発展問題。
すべて共通の考え方で、答えを求めるだけでなく、考え方・思考の仕方を解説。ガウス記号についても簡単に紹介。数学A2次試験対策。
解答・解説
\(1\) から \(2022\) までの自然数のうち \(5\) の倍数の個数は,
\(2022=5\times 404+2\) より \(404\) 個
\(1\) から \(2022\) までの自然数のうち \(5^2\) の倍数の個数は,
\(2022=5^2\times 80+22\) より \(80\) 個
\(1\) から \(2022\) までの自然数のうち \(5^3\) の倍数の個数は,
\(2022=5^3\times 16+22\) より \(16\) 個
\(1\) から \(2022\) までの自然数のうち \(5^4\) の倍数の個数は,
\(2022=5^4\times 3+147\) より \(3\) 個
\(k≧5\) の自然数において,
\(5^k>2022\) より \(1\) から \(2022\) までの自然数のうち \(5^k\) の倍数の個数は \(0\) 個
したがって求める \(m\) の最大値は
\(404+80+16+3=503\)
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