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【2024関西大学・全学部日程(理系)】第4問(1)相反方程式の解(2月2日実施)

2024年入試問題

【2024関西大学・全学部日程(理系)2/2第4問】

方程式 \(x^2+x-\displaystyle\frac{2}{x}+\displaystyle\frac{4}{x^2}-6=0\) の解のうち,最小のものを求めよ.

解答・解説

\(x^2+x-\displaystyle\frac{2}{x}+\displaystyle\frac{4}{x^2}-6=0\) より

\(\left(x-\displaystyle\frac{2}{x}\right)^2+4+\left(x-\displaystyle\frac{2}{x}\right)-6=0\)

ここで \(t=x-\displaystyle\frac{2}{x}\) とおくと

\(t^2+t-2=0\)

\((t+2)(t-1)=0\)

\(t=-2,1\)

 

・\(t=-2\) のとき

\(x-\displaystyle\frac{2}{x}=-2\)

\(x^2+2x-2=0\)

\(x=-1\pm\sqrt{3}\)

 

・\(t=1\) のとき

\(x-\displaystyle\frac{2}{x}=1\)

\(x^2-x-2=0\)

\((x+1)(x-2)=0\)

\(x=-1,2\)

よって解の中で最小のものは,\(x=-1-\sqrt{3}\)

係数が左右対称な【相反方程式】の解き方
係数が左右対称な式を相反方程式という。相反方程式の解法は、最高次が偶数と奇数ののときでそれぞれ決まっている。解法手順のまとめ。

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