【2022大阪医科薬科大学・看護・[5]】
解答・解説
正十二角形の頂点を右図のように時計回りに,\(A\),\(B\),・・・,\(L\) とおく.
(1) 三角形の個数
異なる \(12\) 個の頂点から,\(3\) 個の頂点を選べばよいので,
\(_{12}C_{3}=\displaystyle\frac{12\cdot 11\cdot 10}{3\cdot 2\cdot1}\)\(220\) 個 ・・・( b )
(2) 直角三角形の個数
直角三角形となるのは,三角形の \(1\) 辺が正十二角形の外接円の直径となればよい.
例えば直径 \(AG\) を \(1\) 辺とする直角三角形は,
もう \(1\) つの頂点を \(A\),\(G\) 以外の \(10\) 個の頂点から \(1\) 個選べばよい.
よって \(10\) 個できる.
同様に,直径 \(BH\),\(CI\),\(DJ\),\(EK\),\(FL\) においてもそれぞれ \(10\) 個ずつできる.
したがって,直角三角形は全部で \(60\) 個 ・・・( c )
(3) 正三角形の個数
正三角形となるのは,
\(\triangle AEI\),\(\triangle BFJ\),\(\triangle CGK\),\(\triangle DHL\) の \(4\) 個・・・( a )
(4) 二等辺三角形の個数
正三角形以外の二等辺三角形の個数について考える.
\(1\) つの頂点を \(A\) で固定して考えると,
このとき二等辺三角形(正三角形以外)となるために,残りの \(2\) 個の頂点の選び方は
\(BL\),\(CK\),\(DJ\),\(FH\) の \(4\) 個
よって,頂点 \(A\) 以外についても同様に \(4\) 個ずつあるので,
\(4\times 12=48\) 個
これと(3)で求めた正三角形の個数 \(4\) 個を合わせて
\(48+4=\)\(52\) 個 ・・・( d )
(5) 鈍角三角形の個数
直径 \(AG\) に注目する.
このとき,直線 \(AG\) によって分けられた右側の
\(5\) 点 \(B\),\(C\),\(D\),\(E\),\(F\) から異なる \(3\) 個の選べば鈍角三角形となるので,
\(_{5}C_{3}=10\)
また,直線 \(AG\) によって分けられた左側の \(5\) つの頂点に関しても同様に考え \(10\) 個の鈍角三角形ができる.
つまり,直径 \(AG\) に注目すると,\(20\) 個の鈍角三角形ができた.
同様に,直径 \(BH\),\(CI\),\(DJ\),\(EK\),\(FL\) においてもそれぞれ \(20\) 個ずつできる.
したがって,直角三角形は全部で \(120\) 個 ・・・( c )
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