\(xy\) 平面上に円 \(C\) : \(x^2+y^2=1\) がある.
円 \(C\) の外部の点 \(P(a,b)\) から \(C\) に引いた \(2\) 本の接線の接点を \(Q\) , \(R\) とする.
直線 \(QR\) の方程式を求めよ.
円に関する極と極線
円外の点 \(P(a,b)\) から
円 \(x^2+y^2=r^2\) に引いた接線の \(2\) 接線を通る直線は,
\(x_{1}x+y_{1}y=r^2\) ・・・①
※ 点 \(P\) を円に関する極,直線①を円に関する極線という.
円に関する極と極線と言います!
本文はこの性質を証明する問題になります!
有名な問題ですので,まずは結果を覚えておきましょう!
極と極線の証明
円 \(C\) : \(x^2+y^2=r^2\) 上の点 \((x_{0},y_{0})\) における接線の方程式は
\(x_{0}x+y_{0}y=r^2\)
\(Q(x_{1},y_{1})\) , \(R(x_{2},y_{2})\) とおく.
\(Q\) , \(R\) における円 \(C\) の接線の方程式はそれぞれ
\(x_{1}x+y_{1}y=1\)
\(x_{2}x+y_{2}y=1\)
これらはともに \(P(a,b)\) を通るので
\(ax_{1}+by_{1}=1\)
\(ax_{2}+by_{2}=1\)
これは,直線 \(ax+by=1\) が \(2\) 点 \(Q\) , \(R\) を通ることを示している.
\(2\) 点 \(Q\) , \(R\) を通る直線はただ \(1\) つであるから,
したがって求める直線の方程式は \(ax+by=1\)
【差がつく】正領域と負領域の例題と考え方|数学Ⅱ:図形と方程式
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